4月20日

はじめに

4月20日は郵政記念日です。
1871年に日本で郵便制度が正式に開始されたことを記念し、この日が制定されました。

郵便は、私たちの生活に深く根付いた通信手段であり、時代とともに発展を遂げてきました。
今回は、郵政記念日の由来や郵便制度の歴史、そして現代における郵便の役割について紹介します。

郵政記念日の由来

1871年(明治4年)4月20日、日本で近代的な郵便制度が開始されました。
それ以前の通信手段は飛脚などの限られた手段しかなく、全国的に統一された制度はありませんでした。

新たな郵便制度は、当時の官僚・前島密(まえじま ひそか)の提案によって導入されました。
この制度により、東京・京都・大阪の三大都市を中心に郵便の取り扱いが始まり、全国に広がっていきました。

郵便制度の歴史

日本の郵便制度は、時代とともに進化し、国民の通信手段として重要な役割を担ってきました。
以下は、日本の郵便制度の主な発展の流れです。

  • 1871年:日本で郵便制度が開始される。
  • 1873年:郵便はがきの導入。
  • 1885年:逓信省(郵便を管轄する省庁)が設立。
  • 1949年:郵政省が発足し、郵便事業がさらに拡大。
  • 2003年:日本郵政公社が発足し、民営化の準備が進められる。
  • 2007年:日本郵政が完全民営化し、郵便事業が新たな形態に移行。

このように、日本の郵便制度は国の発展とともに変化し続けています。

現代における郵便の役割

インターネットやスマートフォンの普及により、電子メールやSNSが主要な通信手段となっていますが、郵便の重要性は依然として高いです。

  • 手紙・はがき:個人のメッセージや年賀状など、紙媒体ならではの温かみがある。
  • 宅配・物流:ネットショッピングの普及により、郵便を利用した物流が活発化。
  • 公的書類の送付:役所の通知や契約書のやり取りなど、郵便が欠かせない場面が多い。
  • 郵便貯金・簡易保険:日本郵政は金融サービスも提供し、多くの人々に利用されている。

特に、郵便局の金融サービスは地方の高齢者にも広く利用されており、地域社会のインフラとしても重要な役割を果たしています。

まとめ

4月20日の郵政記念日は、1871年に日本の郵便制度が始まったことを記念する日です。
郵便制度は、前島密の尽力により確立され、手紙のやり取りや物流サービスを支えてきました。
現代においても、郵便の役割は変わらず、物流や公的書類の送付などで不可欠な存在となっています。

この機会に、日々お世話になっている郵便の歴史や重要性について考えてみてはいかがでしょうか?

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