1月15日

はじめに

1月15日は「小正月（こしょうがつ）」と呼ばれる日です。
日本では、1月1日からの正月行事を「大正月」とし、その後の1月15日を小正月と呼んでいます。

この日は、お正月の締めくくりとして、全国各地で団子を飾ったり、餅を食べたりする伝統があります。
また、豊作祈願や厄除けの意味を持つ行事も多く、古くから日本人に親しまれてきました。
本記事では、小正月の由来や風習、行われる行事について詳しく解説します。

小正月の由来

小正月は、旧暦の満月の日（1月15日）に行われていた習慣に由来しています。

かつての日本では、新年を迎えてすぐの期間（1月1日～7日）を「大正月」、その後を「小正月」と区別していました。

この日は家族がゆっくり過ごす日とされ、特に女性が正月の疲れを癒す日として「女正月」とも呼ばれていました。

小正月の伝統行事

小正月には、全国各地でさまざまな行事や風習が行われます。

• どんど焼き（左義長）
  • お正月に飾ったしめ縄や門松を焚き上げる行事です。
    炎とともに正月の神様を送り出し、無病息災や家内安全を祈願します。
• 餅花（もちばな）
  • 柳やエゴノキの枝に紅白の団子を飾る習慣で、豊作を祈る意味があります。
    この餅花は、農業が盛んな地域で特に行われる風習です。
• 小豆粥（あずきがゆ）
  • 小正月には小豆粥を食べる習慣もあります。
    小豆の赤い色には邪気を払う力があるとされ、無病息災を願って食べられてきました。

なぜ小正月に団子を飾るのか？

小正月に団子を飾る習慣は、五穀豊穣を願うものです。
この団子は「餅花」とも呼ばれ、木の枝に紅白の団子を飾りつけて豊作祈願をします。
特に農業を営む地域では、この風習が今でも大切に受け継がれています。

まとめ

1月15日の「小正月」は、お正月の締めくくりとして、全国でさまざまな行事が行われる日です。
・ 旧暦の満月の日に由来し、「女正月」とも呼ばれる
・ お正月飾りを焚き上げるどんど焼きや、豊作を願う餅花の風習がある
・ 小豆粥を食べ、無病息災を願う習慣も根付いている
・ 小正月は家族でゆっくり過ごす日とされ、特に女性のための休息日としても大切にされてきた
この日を通じて、昔ながらの風習を楽しみながら、1年の健康と幸せを願ってみてはいかがでしょうか。