異性に対して名前で呼べるようになるまで、どのくらい時間がかかりますか?
「恥ずかしくて無理」「相手の出方を伺う」というように踏み出せない人もいれば「会ってから間もなく呼ぶことができる」という人もいるかと思います。
実際、名前で呼ぶと相手との距離は近づくのでしょうか?そして、それはなぜでしょうか?
名前を呼ばれる事によって、個人として認識された気持ちになる
名前を覚えてもらう事によって、不愉快になるという人はいないと思います。
更に名前を呼ばれる事によって、個人として存在を認識された気持ちになりますので好感度アップに近づきます。
ただ、いきなり下の名前で呼ぶことに抵抗がある人もいるかと思いますので、下の名前で呼ぶ場合には頻繁に呼びすぎたり、馴れ馴れしくなりすぎないように注意しましょう。
何と呼んだら良いか聞いても失礼に当たらない
最初は名字で呼んでいて、あとから下の名前というのに切り替えられない場合には
「自分の名前は○○と呼んでください」
というようにしてから呼びかけるのもいいですし、思い切って
「何と呼べば良いでしょうか?」
と聞いても失礼に当たらないでしょう。
「○○さんと呼んでもいいですか?」
というように許可を得れば、断られたり不快にさせる事も少なくなります。
「○○ちゃん」というような場合は親密度は高くなりますが、最初から呼ぶと不愉快になる人もいるかと思いますので注意が必要です。
自分の名前は1番心地よい
人が沢山いる賑やかな場所などで興味のあることや自分の名前が聞こえてくると、意識はしていないのに自然と耳に入ってくることがあります。
人間の心理として、1番心地よいと感じるのが自分の名前だそうです。
名前を呼ぶという行為は、恋愛においてもビジネスにおいても重要であり信頼関係を一気に築く効果があります。
したがって、名前ではなく抽象的な言い方である「あなた」や「そちら」という呼び方だと距離感をつくってしまうことになるでしょう。
名前を呼ばれるか呼ばれないかの違い
実際に会っている時でもメール文でも名前を入れるか入れないかで大分印象が変わります。
例えば、以下の文を参考に見てみましょう。
「ねえねえ、今度の日曜なんだけど暇?」
「○○ちゃん、今度の日曜なんだけど暇?
どちらの方が言われて嬉しいかは一目瞭然ですよね。
メール文でも同じことが言えるかと思います。
久しぶり!明日そっちの方向行く予定あるんだけど少し会えないかな?
○○ちゃん久しぶり!○○ちゃんちの方に行く予定あるんだけど少し会えないかな?
自分がどちらのメールを貰ったら嬉しいでしょうか?
名前を入れてるだけなのに印象が変わってきませんか?
会話の端々に名前を入れるだけで好感度が違います。このことを心理学では「ネームコーリング効果」と言います。
ネームコーリング効果
アラスカ大学のクリス・クラインク氏は次のような実験を行いました。
初対面の人同士、15分間会話させる実験を行いました。
ペアの相手側は実験用に用意したサクラです。
「何度も相手の名前を呼ぶグループ」
「名前を一度も呼ばないグループ」
で会話をさせました。
15分後に、相手の印象を確認した所
「何度も相手の名前を呼ぶグループ」の方がフレンドリーな好印象の評価を得て、また会いたいと答えた人が多かったそうです。
まとめ
会話中に相手の名前を呼ぶか呼ばないかで大きく違う印象になるということがわかりました。
異性が苦手という方は、最初から相手の名前を呼ぶことが苦手という方も多いかと思います。
ですが、好感度をあげるのであれば早めに相手の名前を呼ぶことを意識すると良いかもしれません。
恋人同士の会話でも「愛してる」や「好き」という言葉よりも、自分の名前を呼ばれるほうが心地よく感じるそうです。
最近うまくいってないな…と、付き合って長い関係でマンネリを感じでいるようなら、相手の名前を呼んでみると良いかもしれません。
夫婦間でも、ついパートナーのことを「パパ、ママ」と呼んでしまっている場合があるかと思いますが、相手の名前を呼んでみると関係性も変わるかもしれませんよ。
人それぞれ名前があります。相手の名前を大切に扱うことで、相手のことも思いやりを持って大切にしているということにもなるのではないでしょうか。