はじめに
結婚は人生の大きな決断のひとつですが、「この人と本当に一生を共にして大丈夫?」と不安になることもあるでしょう。
特に、結婚後にモラハラ(モラルハラスメント)に悩むケースは少なくありません。
モラハラとは、精神的な嫌がらせや支配的な態度を指し、言葉や態度で相手を傷つける行為のことです。
「結婚後に相手の本性が変わった」と後悔しないために、結婚前に分かるモラハラ傾向の特徴について解説します。
モラハラ傾向がある人の特徴
自分の非を認めない
モラハラ気質の人は、何か問題が起こったときに、「お前がそう言わせたんだ」「お前が悪いから怒っているんだ」などと責任転嫁することが多い傾向があります。
些細なことでも謝ることを嫌がり、相手を悪者にしようとすることが多いです。
相手を見下す発言が多い
「そんなのもできないの?」「普通はこうするでしょ?」といった発言を頻繁にする人は、結婚後にさらにエスカレートする可能性があります。冗談のようにバカにすることが多い場合も、モラハラの兆候を持っていることが多いので要注意です。
外面が良すぎる
友人や職場の人には優しく接するのに、二人きりになると態度が冷たくなる場合は、本性を隠している可能性があります。
周囲の評価を気にするタイプの人は、家庭内でパートナーにだけ支配的な態度を取ることがあります。
支配的で束縛が激しい
交際中から過剰に行動を制限したり、交友関係をコントロールしようとする場合は注意が必要です。
「どこにいるの?」「誰と会ってるの?」と頻繁に確認したり、スマホを見せろと要求してきたり、異性の友人だけでなく同性の友人と会うのを嫌がるような言動が見られる場合は、結婚後にさらにエスカレートする可能性が高いです。
すぐに怒る、機嫌の波が激しい
感情のコントロールが苦手で、ちょっとしたことで大声を出したり、無視をするような態度を取る場合は、モラハラの可能性があります。
怒ったあとに急に優しくなるのも、相手を精神的に支配しようとする典型的なパターンです。
被害者意識が強い
「自分はこんなに頑張っているのに、お前は何もわかってくれない」といった発言が多く、常に自分が被害者であるかのように振る舞います。「俺ばっかり大変な思いをしている」「お前のせいでストレスが溜まる」といった言葉がよく出る場合は要注意です。
結婚を急かす
「今すぐ結婚しないと別れる」「お前には俺しかいない」とプレッシャーをかける場合は、相手を支配しようとする意図があるかもしれません。
短期間で結婚を決めようとする人は、本性を隠している可能性があるので慎重に考える必要があります。
モラハラ傾向があるかを見抜く方法
第三者の意見を聞く
自分では気づきにくいモラハラ気質も、友人や家族の意見を聞くことで冷静に判断できることがあります。
「ちょっとその人、支配的すぎない?」「いつも傷つくようなことを言われてない?」と指摘されたら、一度考え直すことが大切です。
価値観の違いを確認する
結婚前に、お金、家事、仕事、親との関係などの価値観についてしっかり話し合うことで、相手の本音が見えてきます。
モラハラ気質の人は、「家事は全部やれ」「俺の親には絶対に逆らうな」など、自分の意見を押し付けがちです。
事前にこうした話をしておくことで、将来的なトラブルを防ぐことができます。
一度距離を置いてみる
「何か違和感がある」「いつも相手の機嫌をうかがってしまう」と感じる場合は、少し距離を置いてみることで相手の本性が見えてくることがあります。
モラハラ気質の人は、相手をコントロールできない状況になると焦り、急に優しくなったり、逆に攻撃的になったりすることがあります。
この反応を見ることで、相手の本質を見抜くことができるかもしれません。
まとめ
モラハラ傾向のある人と結婚してしまうと、精神的な苦痛を感じることが多くなります。
結婚前に、相手の言動をしっかり観察し、「自分の非を認めない」「見下す発言が多い」「束縛が激しい」「怒りやすい」といった特徴がある場合は、慎重に判断することが大切です。
また、友人や家族の意見を参考にしたり、一度距離を置いて相手の本質を見極めることも有効な方法です。
「結婚したら変わるかも」と期待するのではなく、冷静に考え、幸せな未来を築ける相手かどうかをしっかり見極めることが大切です。