敬語 マナー

新入社員が知っておくべき敬語の基本とは?

はじめに

新社会人としての第一歩を踏み出したとき、職場でのコミュニケーションはとても重要です。
その中でも、適切な敬語を使うことは、上司や同僚との信頼関係を築くうえで欠かせません
しかし、「敬語が難しい」「どの表現を使えばいいのか分からない」と悩むことも多いのではないでしょうか?
本記事では、新入社員が職場で押さえておくべき基本的な敬語表現を解説します。

指を指すビジネスマン

職場で使う基本的な敬語表現

敬語には、大きく分けて「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。
職場では、これらを適切に使い分けることが求められます。

●上司や先輩に挨拶するとき
【例】「おはようございます。」
【例】「お疲れ様です。」
【例】「失礼いたします。」
挨拶は社会人の基本です。明るく、はっきりと伝えることで好印象を与えます。

●依頼をするとき
【例】「○○していただけますでしょうか?」
【例】「お手数をおかけしますが、○○をお願いできますでしょうか?」
【例】「○○をしていただければ幸いです。」
丁寧な言い回しを使うことで、相手に気を遣いながら依頼ができます。

●報告・連絡・相談をするとき
【例】「○○についてご報告申し上げます。」
【例】「○○の件ですが、いかがでしょうか?」
【例】「恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。」
ビジネスでは、簡潔で分かりやすい敬語が求められます。

間違えやすい敬語の例

敬語の使い方を間違えると、相手に違和感を与えてしまうことがあります。
以下のような表現は、特に注意が必要です。

●二重敬語に注意
【誤】「ご覧になられましたか?」
【正】「ご覧になりましたか?」
「ご覧になる」はすでに尊敬語なので、「~られる」を付けると過剰になります。

●尊敬語と謙譲語の使い分け
【誤】「部長が申されました。」
【正】「部長がおっしゃいました。」
「申す」は謙譲語なので、上司には使わず「おっしゃる」を使います。

●ビジネスメールで避けるべき表現
【誤】「お世話様です。」
【正】「お世話になっております。」
「お世話様です」は軽い印象を与えるため、フォーマルな場では「お世話になっております」を使いましょう。

まとめ

新入社員にとって、敬語を適切に使うことは重要なスキルです。
・挨拶は明るく、はっきりと伝える
・依頼するときは「○○していただけますでしょうか?」を活用する
・報告や相談の際は「恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。」などを使う
・二重敬語や誤った謙譲語・尊敬語に注意する
基本の敬語表現をしっかり身につけ、職場での円滑なコミュニケーションを目指しましょう。

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