テーブルマナーの基礎…食事中のナプキンの正しい使い方やマナーは?

2021年9月8日

この記事でわかること

  1. ナプキンの基本的な使用方法とマナー
  2. 正しいナプキンの置き方や折り方
  3. ナプキンを用いる適切なタイミング
  4. 食事中や食事後のナプキンの取り扱い

普段あまりナプキンを使う場の少ない人が、レストランでナプキンが用意してあった場面で戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
膝の上に置くことは知っていても、開いて置くのか二つ折りにして置くのかいまいちわからないといったケースもあります。
ビジネスシーンや大事な人との会食のとき失礼のないナプキンの使い方はどのようなものでしょうか?

ナプキンの使い方

カジュアルなレストランでも高級レストランでも、西洋料理系のレストランだとナプキンが用意されているところがほとんどだと思います。
ナプキンの役割としては、食事中の汚れを防ぐ為に使用します。

食事中に口元にソースがついたり服にスープがはねたりした時など、ナプキンは役立ちます。

ナプキンを広げるタイミング

席について、すぐにナプキンを手にとってはいけません。パーティやその他の食事中によって、手にとって広げて良いタイミングがあります。

パーティの場合

結婚披露宴などパーティの場合は途中で立ち上がって乾杯をすることもあります。乾杯をするまではナプキンを手に取り、広げるのは待つようにしましょう。

全員での乾杯が済んだら、ナプキンを手にとって広げるのがベストなタイミングです。
また、主催者が主客がいる場合には、できればが主催者や主客の方や目上の方がナプキンを広げるのを確認したら、合わせて広げるのがベストでしょう。

それ以外の食事の場合

メニューを決めて、オーダーが終わり飲み物が運ばれてきたタイミングで手に取るのがベストでしょう。
前菜が運ばれてくる前には手に取っておくと良いでしょう。

ナプキンの置き方

ナプキンは折らずに膝の上で広げたり、垂らして使うものではありません。
二つ折りにして、折り目を手前にして膝の上に置くのが一般的な使い方です。

口元や指先の汚れに関しては、膝に近い方を持ち上げてから内側でぬぐいます。
外側を使わないのは、ナプキンの汚れが目立ってしまうこと、汚れが衣類についてしまうことがあるからです。

首元に引っ掛けて使用するのは子どものみです。大人は膝の上に置きましょう。

飲み物を飲む時に使用する

ワインを飲む時など、グラスの縁に口紅がついてしまうと周りに不快感を与えてしまいます。

グラスに口をつける前に、一度口をナプキンで拭くと良いでしょう。
その際、ナプキンの表側ではなく裏側で拭きましょう。

中座する時

お手洗いなどで中座する時、ナプキンは椅子の上に三角に畳んで置きます。
テーブルの上や椅子の背もたれにかけるのは好ましくありません。

特にテーブルの上に置くのが失礼という事を知らなかった人も多いのではないでしょうか?

同じテーブルにはまだ食事をしている人がいるので、汚れたナプキンをテーブルに置くのは失礼にあたるという理由からです。

食事後

食事が終わったら、ナプキンは畳まずにテーブルの上に置きます。

海外では、綺麗に畳んで置いておくと「美味しくなかった」というサインになってしまうそうです。
あまりにもグチャグチャでは良くないですが、多少無造作ぐらいな感じで、デザート皿の右上あたりに置いておくと良いでしょう。

まとめ

食事の際のマナーというのは沢山あり、そっちばかり意識しすぎて、肝心な食事を楽しめないという場合もあります。
これらのマナーを意識せずとも自然とできるようになると良いですね。

ちなみに、食後のナプキンの置き方はある程度無造作にテーブルの上に置いておくのが良いということですが、日本のレストランの場合は日本人は几帳面な性格であることがわかっているので、綺麗に畳んであってもマナー違反にはならないということです。

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