お客さんを我が家にお招きした…失礼のないように対応をするには?

2022年1月24日

お客様を自宅に招きました。
「うちでお茶でもしませんか」とお誘いを受けたら嬉しいものです。

それに、せっかく来て頂いたので楽しい時間を過ごしてもらいたいです。
前もって準備しておくこと…お土産を頂いた場合…また、お茶を出す時に気をつけることなどはどんなことがあるでしょうか?

前もって掃除をしておくところ

基本、来客に備えての掃除はお客さんが入る場所だけで大丈夫です。

  1. 玄関
  2. 廊下
  3. リビング(客間、ダイニング)
  4. トイレ、洗面所

特に玄関は、自宅に招いて一番最初に目にする場所です。
使用しない靴を下駄箱に入れたり、土や汚れがないようにしましょう。

手土産を頂いた時の対応は?

手土産を頂いたときは、どのように扱うか戸惑ってしまう人もいらっしゃるかもしれません。
頂いた物をすぐに開けることをしても良いのでしょうか?

頂いたものを開けて出すことはマナー違反ではないし、寧ろ嬉しい

頂く場合には、まずは感謝の気持ちを添えて両手で受け取ります。受け取ったら上座側に置きます。
そして改めてお礼を言うようにします。

そして受け取ったら、そのまま客間の隅に置いたままにしてしまうことはやってはいけません。
せっかくの好意ですから、一段高いところに置き、部屋を去るときに一緒に持って行くようにします。

また、頂いた物をすぐに開けて出すのはいけないのではないかと思う人もいらっしゃるかもしれません。
それは逆で失礼なことではなく、嬉しく感じるはずです。

親しい間柄であれば、目の前で開けてその場でお礼をいってもいいかもしれません。

茶托をのせる理由と置き方は?

来客があったときに湯飲み茶碗に入れてお茶を出す場合、茶托にのせて出しますが、なぜ茶托にのせて出すのでしょうか?
ここでは茶托にのせて出す理由もきちんと知っておきましょう。

乗せて出さないとお客様が口をつけるところに直接手で触れてしまうから

茶托に乗せて出す理由は、乗せて出さないとお客様が口をつけるところに直接手で触れてしまうからです。
模様が茶托や茶碗にある場合には、お客様から見えるように置きます。

木目がはっきりと見える茶托は木目とお客様を並行にします。そして、木目の幅が粗い方をお客様寄りに置きます。

お客様が長居してしまっているときの対応は?

お客様が自宅にいらしてくれて、長居をしてしまっているときに、別にやりたいことやそろそろ帰って欲しいとき

「そろそろお帰りください」

というようなことは言いにくいですよね。どういう対応が良いのでしょうか?

嘘も方便で、用事があると言うのも一つの方法

その際、相手に詫びることも忘れないようにしましょう。

また長くなってしまうことがわかっていたり、本当に次の用事があるのであれば、前もって次の用事があることを伝えておけば、お互いに気まずい思いをしたりせずにすみます。

関連で「おいとまするタイミングは難しい…訪問先でスムーズにおいとまするには?」では、訪問した側の帰るタイミングについて記載していますので参考にしてください。

見送りはどこまでするべき?

自宅に訪問してくれる来客を出迎えるために駅まで迎えに行った場合、帰りは玄関先でというのは不思議な行為ではないかもしれません。
できれば、帰りも駅まで送るべきなのでしょうか?

どちらか選ぶとしたら、駅まで送る方が最後の記憶が良い

電車で来る場合で考えてみると、来るときは駅からの道のりに迷ってしまう場合がありますし、帰りは来た道を辿れば帰ることができます。

もちろん送り迎えができればいいかと思いますが、どちらかを選ぶのであれば駅まで送り、電車が行くまで見届けてくれるほうが最後の記憶がよくなるかもしれません。

もし駅まで送ることがなくても、玄関先か門の外までは見送った方が良いです。

まとめ

お客さんを自宅に招いた時に気をつけるべきことについて記載してみました。
冒頭でも書きましたが、特に玄関は訪問して1番最初に目につく場所なので充分に綺麗にしておくべきかと思います。

続いて、お客さんと過ごす部屋…客間やリビング、ダイニングでしょうか。
トイレ、洗面所もお客さんが入る場所になるので綺麗にしておくべきでしょう。

突然の訪問でもないのに部屋が汚い状態だと、こんな状態で人を呼ぼうと思ったのか…と思われてしまいます。
それに、軽く見られているように感じてしまうかもしれません。

お客さんを呼ぼうと決めたのならば、きちんとした対応をして楽しい時間を過ごしてもらいましょう。

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