1つの席だととても窮屈…身体が大きい人は2つ分の席を買うべきなの?航空運賃は倍になるの?

2022年1月25日

飛行機や電車などの乗り物で、特別、大柄で身体の大きい人では普通の人と同じ席では収まらないということもありえます。特に、飛行機だとシートベルトを締めることは可能なのでしょうか?
身体が大きい人の隣の席になった人は窮屈で仕方がないはずです。
身体が大きい人はみんなと同じ席で我慢するのか、それとも他に何か方法があるのでしょうか?

1.5倍の料金で2つの席を使うことが出来る

2つ席を取ると料金も2倍になるのではないかと思ってしまいますが、こういった場合には1.5倍の料金で2つの席を使うことが出来ます。
一般的には余分に取った席の半額を加算した料金を支払うという計算になります。

2席でも足りないときには3人分を使いますが、その場合には2倍の料金になります。

また航空会社の多くは、規定体重以上の乗客に退席を求める権利があります。

米航空会社「超肥満者は2席分買って」

アメリカのユナイテッド航空は2009年に座席の運用について新ルールを設けることを明らかにしています。

「1つの座席に体が収まらない人は、2座席分チケットを買うように求める」という方針を打ち出したのです。

つまり新ルールでは

満席状態の便で隣の席の人が窮屈だと苦情を寄せられた乗客は、その便はキャンセル扱いになり次の便で2席分の購入を求める

ということです。

具体的には

  1. シートベルトが締められない
  2. 座席と座席の間にあるアームレストが下ろせない

といった場合に、以下のような新たな方針が適用されるそうです。

  1. 機内に空席があれば、移動して2席分追加料金なしで使用できる。
  2. 満席であった場合、ビジネスクラスなどにアップグレードする。
  3. 満席であった場合、その便をキャンセルして次の便で2席分購入する。

ユナイテッド航空では「隣の席の人の身体が大きくて自分のスペースに入ってくる」という苦情が、毎年数100件以上も寄せられていたということです。

「ユナイテッド航空、肥満の乗客に2席分料金を請求も」を参考にしてください。

まとめ

空港で搭乗手続きを行う際、お客さんの体型によってはシートベルトが締まらない場合があるのでそういった場合は延長ベルトを渡して対処をしているそうです。

つまり、航空会社は手続きの時点でお客さんの体型を把握しています。
だから「このお客さんはエコノミーに乗れるかな?」と判断もしているということですのである意味航空会社のミスでもあるのかもしれません。

エコノミーの1人席では無理そうだと判断したのなら、2席購入やビジネスクラスなどの何かしらの対策が必要ではないでしょうか。

それでも身体の大きな人が隣の席にあたってしまった場合…いくら数時間の我慢とはいえ苦痛なのは変わりませんね。

人それぞれの体型なので仕方がありませんが、もし辛いようならCAさんに相談するのが1番良いのかもしれません。

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