郵便ポストといえば赤いのが当たり前になっています。ですが、疑問になってた人も多いのではないでしょうか?
昔から郵便ポストは赤かったのでしょうか?それとも途中から変わったのでしょうか?
日本とイギリスは赤ですが、国によってまちまちです。
なぜ日本では赤い郵便ポストなのでしょうか?
郵便ポストの歴史
郵便ポストが初めて設置されたのは1871年で、試験的な意味もあり東京、京都、大阪の3都市を結ぶ街道に木製のポストが設置されていました。
翌年、高さ123センチの黒ポストが全国に普及するようになります。以降30年は黒ポストとして活躍します。
赤色に変わった理由
1901年(明治34年)黒ポストは赤色へと変化します。
その理由は2つあります。
公衆便所と間違われやすかった
郵便ポストが全国で広がると同時に、公衆便所も全国で設置されるようになり当時の公衆便所は「垂便箱」と書いてありました。
当時、まだ近代郵便制度が1年であり「郵便」という言葉が一般的に主流ではありませんでしたので…夜など酔っ払って「垂便箱」と「郵便箱」を間違えて郵便箱に用を足してしまう事故が増えてしまったのです。
イギリスの真似をした
夜になるとどこにあるのか見えにくいということもあり、イギリスでは赤い郵便ポストが採用されていたので日本も試験的に赤くしてみたところ好評だったので、赤い郵便ポストを採用しました。
更に、黒いポストは杉の板で作られていましたが、赤いポストになってからは鉄製で作られるようになりました。
まとめ
日本では元々黒色だったのですが夜になるとどこにあるのかわかりにくく、しかも公衆便所であった「垂便箱」と間違われるのでイギリスでも採用されていた赤色に変更したということがわかりました。
それにしても大事な手紙を、他人の汚物で汚されていたとは…被害にあった手紙達が不憫ですね。
1950年ごろまで使われていた赤い丸いレトロな郵便ポストをたまに見ることがありますが、とても貴重なので記念に写真を撮っておいても良いですね。