雨が降ったに、虹が見えると嬉しいですよね。
なかなか見れるものではないので、興奮して虹を見にいったことがあるという人もいらっしゃるのではないでしょうか?
虹は、どうしてできるのか疑問に思った事がある人はきっと多いはずです。
そして虹というと7色というのが日本では当たり前になっています。
本当に7色なのでしょうか?
虹はどうしてできるの?
夏の夕立後など雨がやんで晴れ間が見えた時によく見えるイメージですが、虹はどうしてできるのでしょうか?
虹は、太陽の光が空気中の水滴とのプリズム効果で7色に分かれたもの
虹が大きく弧を描く形であるのは、雨上がりの水滴を含んだ大気中に、空の低い位置にある太陽の光線が一定の角度のところで7色に屈折分解して見えるためです。
つまり虹は、必ず太陽と正反対の方向を中心とし、約42度の半径である半円形に見えることになるわけです。
虹は本当に7色なの?
一般的に日本では、虹の色の順番は外側から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と決まっています。
この並び順は、光の長さ(波長)によって決まっています。
地域によって違う虹の見方
地域や民族・時代によって見方は異なります。
英語圏では数えることはあまりないようですが、数える場合は6色のようです。
色の数だけでなく、異なった順序となっている場所も存在します。
とはいえ日本でも昔は5色であったり、沖縄地方では2色とされていました。
虹が見やすい時期
- 太平洋側…夕立がやんだ後の夏場や暖候期によく見られる
- 日本海側…夏場だけでなく、初冬の時雨の雨がひとしきり降った後の日が差した時によく見られる
逆さの虹?
吉兆とも、大地震の前兆など凶兆とも言われる逆さの虹が存在するのをご存知でしょうか?
普通の虹はアーチ型ですが、逆さの虹は言葉通りに上下逆さまなのです。
逆さまにできる虹は環天頂アーク・環天頂弧とも言われている気象現象です。
逆さ虹ができる仕組み
太陽よりも上の空に氷を含む雲がある時に発生しやすいです。
虹や逆さ虹は、太陽の光が空に浮かんだ水滴や氷の結晶を通るときに曲がることで発生します。
- 光が水滴を通るときに曲がるのが普通の虹
- 光が氷の結晶を通るときに曲がるのが逆さ虹
逆さ虹は、普通の虹よりも見つけやすいそうです。
まとめ
虹ができる仕組みがわかりました。
雨が降った後に見えることが多いのは、太陽の光と空気中の水滴などと関係がありました。
更に色の見方が国によって違うので、虹は絶対に7色というわけではなく、6色や5色と考える国もありました。
同じものを見ているのに、国によってこんなにも見え方が異なるとは…面白いですね。