雪は溶けると水になって透明になるのに…どうして雪は白く見えるの?

2022年2月17日

しんしんと降り積もる雪景色はとても美しく、目を奪われます。
子どもの頃に「雪はなぜ白いの?」と気になった人もいらっしゃるかと思います。
雪は白といっても、手に取ると半透明ですぐに消えてしまうので、本当に白なのか確認がしずらいですよね。
雪は、本当に白いのでしょうか?

雪の仕組み

まず、雪ができる仕組みについて記載します。

  1. ちりやホコリなどを核として、大気中の水蒸気が凍って氷の結晶ができる。
  2. 氷の結晶に更に水蒸気がくっついて成長し、雪の結晶ができる。
  3. 雪の結晶が地上に落ちてくる途中で水滴になったものが雨となり、溶けずに落ちてきたのは雪となる。

雪が白く見える理由

空気中の可視光線には電波のような波長があります。
物体によって、吸収する波長と反射する波長が異なるために様々な色に見えます。

そのため、雪の結晶の1つ1つは透明なのですが、細かい雪の結晶が折り重なると空気を含み、光が乱反射して白く見えます。

人間の目は、色んな色を「赤・青・緑」の3色の組み合わせで感じています。このことを「光の三源色」と言います。
そして、この「赤・青・緑」が重なると白く見えます。

よって、雪も色々な光をあちこち反射させているので白く見えるのです。
これと同じようにかき氷は氷のときは半透明なのに、細かく砕いて重なることで空気が入り白く見えます。

まとめ

「どうして雪は白いの?」と、子どもの頃に疑問に思ったことがわかりました。
「雪は白いもの」だと当たり前のように思ってきましたが、こうして疑問を持つときちんと理由が見えてきますね。

雪の結晶が光を反射するから白く見える…こうして今まで知らなかったことがわかりました。
他にも当たり前だと思っていたことを追求してみると面白いかもしれませんね。

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