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カルテは外国語で書かないといけないルールがあるの?医者がカルテを外国語で書くのはなぜ?

2022年2月25日

医者にかかった時、カルテにサラサラと英語の筆記体で何かを書いているのを目にしたことがある人は多いかと思います。
なぜ医者は、カルテを書くときに外国語で書くのでしょうか?
そういった決まりがあると思いがちですが、厳密には日本語で書いても大丈夫なのだそうです。
それにも関わらず外国語で書いているのはなぜでしょうか?

外国語で書くメリット

冒頭でも書きましたが、カルテは外国語で書かないといけないというルールはありません。
そして、この外国語は主にドイツ語と英語が一般的です。

「外国語で書かなくてはいけない」というルールがあるわけではないのにも関わらず、外国語で書く場合は2つのメリットがあります。

患者にわかる可能性から

当然、外国語で書くことにメリットがあります。

例えばガンなど患者に知らせないほうがいい病気の場合、患者に見られたとしても外国語で書いておけば、患者にわかる可能性も低くなります。
そういった理由から、カルテを盗み見された場合にも患者がわからないように外国語で書くメリットがあるのです。

カルテを書く手間を省ける

カルテに病名を書く場合、正式な医学用語で書かなくてはなりません。
例えばただの「風邪」の場合の正式な医学用語は「非特異的上気道炎」という長ったらしい名称になります。

こういった手間を省くために、外国語で書く習慣になっている医師もいるのでしょう。

現在はほぼ日本語

かつてカルテではドイツ語が使われていましたが、そもそもなぜドイツ語なのでしょうか?
その理由としては、明治時代に西洋の医療技術を取り入れた際にドイツ医学を参考にしたからと言われています。

カルテもドイツ語であり、日本語で「診療録」という意味です。
この言葉を筆頭に、アレルギーやチアノーゼ、カテーテルやギプスなど、日本の医学用語にはドイツ語を語源とする言葉が沢山あります。

そして、今ではほとんどの医師がカルテを日本語で書いているそうです。

患者の情報を共有するため

カルテは患者の診療記録が書いてあります。
これまでの病状、行った検査や治療、医師が判断した結果とプランなどです。

現在の医療現場では医師だけではなく技師など色々な職種の人も関わってきます。
看護師、放射線科医、理学療法士や作業療法士など…

そのような色々な人達が、患者の医療情報を把握して共有するためにカルテを見るので、誰もが理解できるように母国語である日本語で書くようになったのでしょう。

まとめ

かつては、カルテは外国語で書く医師がいましたが、現在では医療の進歩による複雑化、細分化した結果により、カルテには日本語で書く医師が多くなったということがわかりました。

そして、ドイツ語が使用されていたのも明治時代にドイツの医学を参考にしていたからだったのですね。

それに最近だと、病状などを直接パソコンに打ち込んでいる医師も見かけます。
今後お医者さんにかかった時に、カルテをチラッと見てみても良いかもしれませんね。

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