初詣に行ったらまずなにする?
参拝が目当てだけども、おみくじを引くかな…
小吉と末吉ってどっちが上なのかな?
おみくじはいつから始まった?
新しい年の始めに初詣に行き、参拝すると同時におみくじを引くことを楽しみにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
おみくじは日本の宗教的な伝統の一部であり、平安時代(794年 - 1185年)に起源を持つと考えられています。
おみくじはもともとは宮中や貴族の間で行われる占いの一形式で、神々や仏々の意志を知るために用いられました。
特に「御籤」(おみくじの原型)は年始の祈願や節目の祭りで、神仏の加護や一年の吉凶を占うために引かれました。
それが次第に庶民にも広まっていき、今日では神社や寺で一般の人々が新年や特別な時期に引く風習になっています。
しかし、現在のような紙片に結果が書かれた形式のおみくじが一般化したのは比較的新しく、江戸時代(1603年 - 1868年)頃とされています。
それ以前は、竹や木の棒に結果が記されていました。
おみくじのランク
具体的には、おみくじのランクは以下のような順序で評価されることが一般的です。
- 大吉…最高の運勢
- 中吉…運勢は良いが、大吉ほどではない
- 小吉…運勢はまずまず。吉よりは良い
- 吉…平均的な運勢。特に良くもなく、悪くもない。
- 末吉…最初は困難だが、最終的には良い結果をもたらす運勢
- 凶…運勢は良くない
- 大凶…最悪の運勢
したがって「小吉」は「末吉」よりも運がよいとされています。
ただしどの結果も絶対的なものではなく、あくまで参考の一つと考えるのが健康的な姿勢です。
まとめ
おみくじのランク的には、小吉の方が末吉よりも上なのがわかりました。
しかし大切なことは、おみくじはあくまで一時的な運勢を示すもので、その結果がすべてを決定するわけではないということです。
自身の行動や努力によって運勢は変えられます。
また「大凶」が出た場合でも、必要以上に悩むことはありません。
おみくじはあくまでその時点での可能性を示しているだけで、絶対的な未来を予知するものではありません。
実際には大凶が出たことで警戒心を持ち、慎重に行動することで逆に問題を回避するという良い面もあります。
また、大凶が出たからと言って無理に行動を変える必要もありません。自身の感じ方や行動の選択においては、自分自身の判断を最優先にすることが重要です。
なお日本の一部の神社や寺では、凶のおみくじを結んでおく風習があります。これは、不吉な運命をその場に残しておくという意味があります。あまり気にしない方が健康面でも良いので、おみくじの結果を鵜呑みにしないことも大事ですね。