新体操やってる人って体が柔らかいよね!
そもそも新体操の「新」って?
何が新しいんだろ?
新体操とは?
新体操(リズミックジムナスティクス)は音楽に合わせて道具を用いて行う体操競技で、選手はその演技で美しさ、技術的な難易度、創造性を競います。
新体操の特徴はその芸術性と華麗さにあり、その美しさから「動くバレエ」とも称されます。
またその演技は高度な柔軟性、力強さ、手足の協調性を必要とします。
新体操の道具には、ロープ、フープ、ボール、クラブ、リボンの5つがあります。
それぞれの道具は特性が異なり、それぞれで演技の内容や技術が異なります。
- ロープ…選手はロープを回したり投げたり、跳んだりするなど、さまざまな技を披露します。
- フープ…フープを転がしたり、自分の体を通したり、空中に投げ上げたりします。
- ボール…ボールを投げ上げたり、転がしたり、体のあちこちで受け止めたりします。
- クラブ…通常は一組で使用され、クラブを回したり、投げたりします。
- リボン…リボンの先端についた細長い布を大きく振り回すことで、さまざまな形や模様を描きます。
新体操の採点は団体または個人で行われ、難易度、芸術性、演技の実行について評価されます。
選手はルーティン(一連の演技)を作り、それを音楽に合わせて披露します。
オリンピックでは1984年のロサンゼルス大会から女子新体操が正式種目として採用されています。
また、世界選手権や各国の全国大会でも競技が行われています。
新体操の起源は?
新体操の起源は、20世紀初頭のスカンディナビアと東欧にあります。
そこでは体操、ダンス、バレエ、音楽、芸術の要素が組み合わされて発展していきました。
ソビエト連邦では、それらの要素を組み合わせた新たな体操形態が開発され、現在の新体操の基礎が作られました。
そのため新体操はモダンバレエの影響を受けていますが、それだけではなく、さまざまな要素が組み合わさった結果生まれた競技です。
どうして「新」体操というの?
「新体操」という言葉は、日本でその競技が広く認知されるようになった時に名付けられました。
前述した通り、元々はソビエト連邦で発展した競技で、その形態が手具や音楽なども使う既存の「体操」競技とは大きく異なっていたため、日本では「新しい形の体操」という意味で「新体操」と呼ばれるようになりました。
新体操は日本では「新しい体操」として名付けられましたが、英語では "Rhythmic Gymnastics"(リズミックジムナスティクス)と呼ばれ、音楽に合わせて行う体操という意味が込められています。
これは新体操の特徴である音楽に合わせた演技、道具の使用、美しさ、芸術性を表しています。
まとめ
新体操は、選手が音楽に合わせて特定の道具(ロープ、フープ、ボール、クラブ、リボン)を使い、体操とダンスの動きを組み合わせて演技を行います。
その高度な技術、芸術性、美しさから、「動くバレエ」とも称されます。
元々はソビエト連邦(今のロシア)で発展した競技でしたが、その形態が既存の「体操」競技とは大きく異なっていたため、日本では「新しい形の体操」という意味で「新体操」と呼ばれるようになりました。