カニ味噌は脳味噌の味噌ではないの?
カニの身よりもカニ味噌のほうが好き
内蔵の部分らしいよ〜
カニ味噌
「カニ味噌」という名前は少し誤解を招きやすいですが、これは実際には味噌(豆を発酵させて作ったペースト)ではありませんし、脳みその味噌でもありません。
カニ味噌はカニの内臓部分である「中腸腺」という部位を指します。
人間で言えば肝臓に相当する部分で、カニの体内で栄養物を作り出し蓄える役割を果たしています。
中腸腺は、カニの背中側(甲羅の下)に位置しています。
この部位は様々な食物を消化・吸収し、それらをエネルギーや体の成長のために利用します。そのため、中腸腺はカニが摂取した栄養を濃縮した部分とも言え、これがカニ味噌の特徴的な風味や色を生み出しています。
中腸腺の色はカニの種類や食べた食物、季節によって異なりますが、一般的には緑から黒褐色の範囲になります。
カニが摂取した栄養素を含むため、この部分は濃厚な風味と栄養価があり、特にカニ料理の中でも人気があります。
カニ味噌を多く持っている毛ガニ
「カニ味噌」が特に多くつまっているカニの種類としてよく知られているのはズワイガニと毛ガニです。
- ズワイガニ
- ズワイガニは日本海で主に獲れるカニで、特に冬の時期に出回ります。
ズワイガニの身はもちろん美味しいのですが、その甲羅の中には濃厚な「カニ味噌」がたっぷりと詰まっています。
- ズワイガニは日本海で主に獲れるカニで、特に冬の時期に出回ります。
- 毛ガニ
- 毛ガニは特に北海道周辺でよく獲れるカニで、その名前は体表が毛で覆われていることから来ています。
毛ガニの身はとても美味しいですが「カニ味噌」に関しては他のカニと比べても特に美味しいとされています。
その豊かな味わいと滑らかな食感は、カニ好きにはたまらないものがあります。
- 毛ガニは特に北海道周辺でよく獲れるカニで、その名前は体表が毛で覆われていることから来ています。
まとめ
カニの味噌は、脳みその味噌ではなく、カニの内蔵である中腸腺という部位でした。
冬の季節になると特に新鮮な毛ガニが市場に出回り、その濃厚な「カニ味噌」を楽しむことができます。
カニの種類によらず「カニ味噌」は美味しく、特有の風味を楽しむことができますので、様々な種類のカニを試してみると良いかもしれませんんね。