はじめに
「おでこ」は顔の一部? それとも頭の一部? 何気なく使っている言葉ですが、「おでこは顔なのか、それとも頭なのか」と改めて考えると、どこからが頭でどこまでが顔なのか境い目があいまいに感じることもあるでしょう。
実際に、美容や医学の分野では、おでこの扱いが異なることもあります。
では、おでこは頭と顔のどちらに属するのでしょうか? その境い目はどこにあるのでしょうか?
本記事では、おでこの定義や頭との境界について、さまざまな視点から詳しく解説していきます。

おでこと頭の境い目
おでこの境界線を明確に定義するのは難しいですが、一般的には、おでこは髪の生え際から眉間までの領域を指します。
髪の生え際はおでこの上部の境界線とされており、頭とおでこの境界とみなすことができます。
ただし、髪の生え際は個人差があり、特に年齢や遺伝的要因によって変化することがあるため厳密な境界線は個々人で異なる場合があります。
おでこは頭に属する
解剖学的にいうと両耳の穴から眉毛、そして鼻の付け根部分を結んだ線の上が頭で、それより下は顔と呼ばれるそうです。
したがって、おでこは顔に属するのではなく頭に属すると言われています。
また、他に以下のような説もあります。
- 頭蓋骨の一部である前頭骨がおでこを形成しています。
前頭骨は頭蓋骨の中でも重要な役割を果たし、脳を保護し顔の形状を維持しています。このため、おでこは頭の一部として考えられます。 - おでこは脳の前頭葉に位置しています。
前頭葉は意思決定・問題解決・自制心・運動機能などの高次機能を司る部分であり、おでこがこの部分に重なっているため、頭に属するとされます。 - 顔と頭は解剖学的には一続きの構造であり、おでこはその中間に位置しています。
顔は顔面の機能や表情を担当し、頭は脳を保護する役割を果たします。おでこは両方の機能に関連しており、顔と頭の一部として認識されることがあります。

まとめ
おでこは人間の顔の一部であり、頭の上部に位置しています。
おでこは髪の生え際から眉間までの領域を指し、顔全体の印象や表情に影響を与える重要な部分です。
また、頭蓋骨の一部である前頭骨がおでこを形成していますので、おでこは顔と頭の両方に関連しているとも言えます。
結果、おでこは頭に属すると言われていますが、同時に顔の一部でもあるためどちらにも属すると考えることができますね。