沖縄では、子どもたちが母の日にネギを贈るらしいよ
どうしてネギなんだろう?
カーネーションの代わり?
母の日にネギ
母の日にカーネーションを贈ることが一般的ですが、沖縄の保育園や幼稚園では園児が牛乳パックを植木鉢風に加工してお母さんへの感謝の気持ちを込めたメッセージを添えてネギをプレゼントするそうです。
どうして母の日にネギなのでしょうか?
ちなみに「「母の日」にカーネーションを贈る理由は?他の花を渡すのは駄目なの?」で母の日にカーネーションを贈る理由がわかるので参考にしてみてください。
ネギは安価で育てやすい
沖縄のある保育園の園長先生の話だと、40年前からプレゼント用のネギの栽培に取り組んでいたということです。
ネギは成長も早く、子どもにも育てやすいので自分が育てたネギということで、ネギが苦手な子どもも喜んで食べるのだそうです。
さらに、牛乳パックを鉢植え代わりにすることで、エコの精神を育むことに繋がるので母の日にネギを贈ることは一石三鳥にもなるそうです。
いつから始まった?
沖縄では、母の日にネギを贈る文化があるということがわかりました。
いつからどんな風に始まったのでしょうか?
これは戦後に貧しかった時代に、母親が家計を支えるためにネギを作って販売していたことが由来とされています。
当時の沖縄では農業が主な産業であり、貧しい家庭では子供たちも農作業に従事していました。
そのため母親は家事や子育てだけでなく、農作業にも参加して家計を支えることが求められていました。
そんな中ネギは沖縄の気候に適して育ちやすく、比較的安価で手に入れることができました。
そのため母親たちはネギを栽培し、販売して家計を支えることが多かったのです。
他には第二次世界大戦中に食料が不足した時期に、沖縄の人々がネギを食べて生き延びたことに由来します。
この戦争で食べ物がなかった時期に、多くの母親たちは子どもたちを養うために、自分たちの食事を犠牲にしてネギを与えたという話が伝えられています。
これらの理由から、母の日には子どもたちが母親に感謝の気持ちを込めて贈り物としてネギを送るようになったと言われています。
まとめ
沖縄では、母の日にネギを贈る文化があります。
これは戦後貧しかった時代に、母親が家計を支えるためにネギを作って販売していたことが由来の1つとされています。
また自分の食事を犠牲にして子どもたちにネギを与えていたということから、子どもたちは母親に対する感謝の気持として母の日にネギを贈る習慣ができたのかもしれませんね。
沖縄では、ネギは母親の愛情と尽力を象徴する贈り物として多くの人々に愛されているのです。