「ございますでしょうか?」て言葉をたまに耳にする…
二重敬語になるのでは?
「ございますか?」で良いのでは?
「ございますでしょうか」は二重敬語
敬語には「敬語にはどれだけの種類があるの?」でも書かれているように、5種類あります。(原則は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類)
これらのうち、別の敬語や同じ敬語を2つ重ねて使用すると、二重敬語という間違った日本語になってしまいます。
「ございますでしょうか」を使いがちな場面
ビジネスシーンでは、多用してしまっている人も多いのではないでしょうか?
「ございますでしょうか」を使ってしまいやすい場面と正しい言い換え表現をご紹介します。
以下のように、クライントや上司に相談を持ちかけるときなど、このような言い方をしてしまっている人は気をつけましょう。
この後お時間ございますでしょうか
この後お時間ございますか
何かご不明な点やご質問はございませんでしょうか
何かご不明な点や質問はございますか
「ございますでしょうか」の言い換え表現
- ありますか
- ございますか
- 〜でしょうか
- おありですか
- あるでしょうか
他に使われやすい二重敬語
他にも使ってしまいがちな二重敬語があるので、注意しましょう。
- おっしゃられていた
- ご覧になられていた
- できますでしょうか
- お越しいただけますでしょうか
- 召し上がりになられる
まとめ
二重敬語は、敬語の基本的なルールに反しているため、誤りとされています。
敬語の基本原則には「同じ種類の敬語を重ねてはいけない」というルールがあります。つまり、謙譲語、尊敬語、丁寧語の敬語をそれぞれ適切に使い分けることが求められます。
二重敬語は、くどくなってしまいますしメールや手紙などでも気をつけるようにしましょう。