ガムを靴で踏んでしまった…
チョコを使えばガムは溶けるの?
どうしてチョコと接触することでガムは溶けるの?
チョコレートとガムの特徴
ガムがチョコレートで溶けるのは、チョコレートに含まれる脂肪分がガムを溶かすためです。
チョコレート
チョコレートには、砂糖とカカオバターと呼ばれる2つの重要な脂肪分が含まれています。
これらの成分は、人間の体温(約37℃)に近い温度で溶け始めます。
ガム
ガムは多くの場合、普通の糖菓子とは違って特殊な材料で作られたポリマーであり、天然ゴムまたは合成ゴムから作られています。
ゴムは、脂肪に溶ける性質を持っていません。
つまり、普通のキャンディやチョコレートのように熱を加えてもすぐに溶けるわけではありません。
ガムがチョコレートで溶ける理由
以上を踏まえた上で、ガムを靴で踏んでしまった後に、チョコレートによってガムが溶ける理由は簡単に説明できます。
上記で説明したように、ガムは熱を加えてもすぐに溶けるわけではありません。
しかし、靴の底についたガムは、圧力によって形状が変わり弾力性も失われます。
ここで、チョコレートの出番です。
チョコレートがガムに接触すると、ガムの表面を覆って熱を加えることによって、ガムの表面温度を上げることができます。
このようにして、チョコレートがガムに熱を加えることによってガムの分子が揺れ動いて柔らかくなり、最終的には溶けてしまいます。
つまり、チョコレートがガムに熱を加えることによって、ガムが溶けるというわけです。
簡単にまとめると
ガムは弾力があって簡単に溶けないけど、靴の底についたガムは形が変わって柔らかくなる。
そしてチョコレートに含まれる成分が熱くなってガムに熱を加えることで、最終的にはガムが溶ける
と説明できます。
まとめ
ガムは簡単に溶けないけれども、靴の底についたガムは圧力がかかり柔らかくなります。
そこにチョコを接触させることによって、チョコに含まれる成分が熱くなってガムを溶かすのですね。
つまり、ガムを口の中で噛んでいるときにチョコレートを口に入れると、カカオバターがガムを溶かしてしまいガムが柔らかくなってしまいます。
そのためガムを噛んでいるときには、チョコレートなどの脂肪分を含むものは避けるようにすることが望ましいということにもなりますね。