マナー 冠婚葬祭

結婚式の親族紹介について知っておくべきこととは?

2023年3月8日

親族紹介ってなに?

細かいルールとかあるの?

紹介するときの順番は決まってるの?

結婚式の親族紹介

結婚式での親族紹介は、結婚式当日に結婚する両家がお互いの親族を紹介しあうために行う儀式のことを言います。
必ずやらなくてはいけないものではありませんが、新郎新婦とその家族を紹介するために大切な儀式のひとつです。
重要性やタイミングなどをご紹介します。

親族紹介の重要性

この紹介によって、参列者は新郎新婦やその家族との繋がりを深めたり、お互いの家族構成を知ることができます。
結婚式本番でのスムーズな進行を促すための準備となり、挙式前に親族同士が顔を合わせることによりお互いの関係性や役割を理解し、式当日の進行をスムーズにできるという重要な役割を果たします。
また親族紹介は、新郎新婦やその家族に対する敬意を表すことができる場でもあります。

さらに、結婚式は人生の中でも重要な節目の一つであり、親族紹介を通じてその節目をより印象的に演出できます。

親族紹介のタイミング

一般的に、挙式前か挙式後から披露宴までの間に行われます。

挙式前に行われる場合、その分早く来場してもらうことになります。
招待状にあらかじめその旨を書くなどして、時間までに来てもらうようにしましょう。

両家の親族が親族控え室に集まり、向かい合って紹介が行われます。

親族紹介の流れ

親族控え室での親族紹介の流れは、以下のようになります。

また親族紹介の形式は主に次の2つです。

両家それぞれの代表者が親族を紹介する
親族それぞれが自分で自己紹介をしていく

  • 最初の挨拶
  • 新郎側の(家族→親戚)の順に自己紹介を行う
  • 新婦側の(家族→親戚)の順に自己紹介を行う
  • 新郎側と新婦側の親族同士が挨拶し、お互いの関係性を確認する。
  • 結びの挨拶
  • 結婚式当日の進行についての説明や確認を行う。

両家それぞれの代表者が親族を紹介する場合

親族を紹介する代表者は、主に新郎新婦の父親が務めることが多いです。
父親が不在の場合は、母親や兄や伯父が務めます。

親族のフルネームと新郎(新婦)との続柄を順番に紹介していきます。
また、身内の紹介をするので「○○さん」などの敬称はつけないで紹介していきます。

親族を紹介する際、紹介する代表者(自分)との続柄で紹介しないように気をつけましょう。
あくまで新郎(新婦)との関係で紹介します。

親族それぞれが自分で自己紹介する場合

代表者がおらず、親族それぞれが自分で名前と新郎(新婦)との関係性を紹介します。

進行をスムーズに進めるためにも、当日突然に言うのではなく参加する親族に前もって説明をしておきましょう。
どの順番で自己紹介してもらうか、何を言ってもらうか決めておいてもらうと良いでしょう。

親族紹介の仕方

親族紹介をする上で気をつけるべきことは、親族を紹介する順番です。
古くからのしきたりで1親等、2親等と血縁の近い順番に紹介していきます。

一般的に新郎側から紹介が始まり、父方の親族から紹介します。

親族紹介の順番

新郎側

  • 新郎父
  • 新郎母
  • 新郎兄弟姉妹・配偶者
  • 新郎祖父母
  • 新郎父方の親族(伯父伯母・叔父叔母・いとこ)
  • 新郎母方の親族(伯父伯母・叔父叔母・いとこ)

新婦側

  • 新婦父
  • 新婦母
  • 新婦兄弟姉妹・配偶者
  • 新婦祖父母
  • 新婦父方の親族(伯父伯母・叔父叔母・いとこ)
  • 新婦母方の親族(伯父伯母・叔父叔母・いとこ)

紹介する際に気をつけること

仲人や媒酌人がいる場合は親族紹介を始める挨拶をしてもらいますが、最近では進行役は式場のスタッフが行うことが多いです。

進行役よりご紹介をお願いしますと案内があったら、新郎の父は自分の自己紹介をしてから親族を順番に紹介していきます。

例文
新郎、○○の父の○○でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

では、○○家の親族を紹介させていただきます。

○○の母の陽子です。
その隣が妹の美樹と、美樹の夫の和夫です。

紹介された親族は一礼をして、相手側も会釈をします。

紹介されたら何か一言添えると良いですね。

例文
「妹の美樹です。よろしくお願いいたします」

欠席者がいる場合

欠席者がいる場合、親族紹介最後に欠席であることと、その理由も伝えます。お詫びの一言も添えると良いでしょう。

説明しにくい理由がある場合は、当たり障りのない理由で済ませましょう。

まとめ

親族同士が顔を合わせる場としては重要だけども、式の進行に直接関係しないため、親族紹介は必要なのかと疑問に思う人もいるかもしれません。
実際のところ、親族紹介をすることで参列者同士の繋がりを深める役割があります。

また挙式前に親族同士が顔を合わせることで、お互いの関係性や役割を理解し、式当日の進行をスムーズにできるために重要な役割を果たします。
結婚式をする上で必ずやらなければならないことではありませんが、両家が良い関係を築いていくためにも大切な儀式なのかもしれませんね。

また、紹介する順番や紹介の仕方をもきちんと把握しておくと良いですね。
当日は緊張してるので間違えたり忘れてしまう場合もあるのでリストを作って見ながら紹介しても良いかもしれませんね。

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