この記事でわかること
- 高齢者が早起きになる理由
- レム睡眠とノンレム睡眠の違い
- 高齢者の睡眠パターンの変化
睡眠のサイクル
人間の睡眠は、大きく分けて、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠に分かれます。
健康な状態では、これらの睡眠が一晩に4~5回、繰り返します。通常、レム睡眠は全体の20%を占めると言われています。
高齢者の睡眠パターン
年齢を重ねると、特に高齢者では、睡眠のパターンが乱れてくることが一般的です。
具体的には、浅いレム睡眠の割合が増加し、深い睡眠の時間が短くなる傾向があります。
この結果、高齢者はより浅い眠りの時間が長くなります。
早起きの理由
浅い眠りの時間が長くなると、朝の気配に敏感になり、容易に目が覚めてしまいます。
また、高齢者は体の機能の衰えにより、夜間に何度も目覚めることが多く、その度に再び眠りにつくことが困難になります。
これが、高齢者が早起きになる主要な理由とされています。
まとめ
高齢者が早起きになる理由は、年齢と共に睡眠のパターンが乱れ、浅いレム睡眠の割合が増えるためです。
このため、朝の気配により敏感になり、容易に目が覚めてしまいます。
さらに、体の機能の衰えにより、夜間の目覚めも増え、高齢者は通常よりも早く目覚めることが多くなります。