この記事でわかること
- 赤外線の基本的な性質
- 赤外線がどのような色に見えるか、または見えないか
- 不可視光線の種類
赤外線の色は何色?
赤外線という言葉を聞くと、名前に「赤」という文字が含まれているため赤色に関連する何かだと考える人は多いでしょう。
しかし、実際のところ赤外線は色ではありません。
不可視光線としての赤外線
赤外線は、人間の目には見えない不可視光線に属します。これは、紫外線やX線と同様に、人間の目には感じることができない光線です。
我々の目で認識できる光の範囲は限定されており、その範囲を超える波長の光は視認できません。
赤外線ヒーターの赤色の理由
赤外線が赤色に関連づけられる主な理由の一つとして、赤外線ヒーターや赤外線こたつなど、赤外線を利用した暖房器具があります。
これらの器具が赤いのは、赤いガラスを使っているからです。
この赤いガラスを通して放射される光は赤色に見えますが、これは赤外線自体が赤色に見えるわけではありません。
人間の視覚の限界
人間の目で見ることができる光の範囲は限定されており、この範囲を可視光線と呼びます。
可視光線の範囲外に位置する光線は、不可視光線となります。赤外線はその一種であり、波長が長く、エネルギーが低いため、人間の目には見えません。
まとめ
赤外線は、名前に「赤」が含まれていることや、赤外線を利用した暖房器具が赤く見えることから、赤色に見えるのではないかと思われがちですが、実際には赤外線に色はない。
これは不可視光線の一部であり、人間の目で見ることができる可視光線の範囲を超えています。
赤外線ヒーターやこたつが赤色に見えるのは、それらの器具に使用されている赤いガラスのためで、赤外線自体を目で見ることはできません。