重複の読み方として「ちょうふく」と「じゅうふく」の2種類があり、どちらが正しいのか判断に迷ったことがある人も多いかもしれません。
意味は違うのでしょうか?いったい、どっちの読み方が正しいのでしょうか?
恥ずかしい思いをしないためにもしっかり抑えておきましょう。
「重複」の本来の読み方は「ちょうふく」
「重複」の意味は「同じ物事が何度か重なる事」であり「説明が重複する」等の使い方をします。
「重複」の正しい読み方は「ちょうふく」になります。
こう読む理由としては「重」の字が読み方によって意味合いに違いが出るためです。
そして「じゅうふく」という読み方は「慣用読み」にあたります。
「慣用読み」とは、本来は間違いであるものの、現実に広く使われて定着している漢字の読み方を指します。
よって現在は「じゅうふく」を使っても間違いにはあたらないのです。
時代によって変わる
2014年から2015年の1年間にかけて、マイナビニュース会員(男性137名 女性163名)を対象として「重複を普段何と呼んでいるか」と調査をしたところ
「ちょうふく」60.3%
「じゅうふく」39.7%
という結果になりました。
しかし、2004年頃に行われた文化庁の「平成15年度・国語に関する世論調査」によると
「ちょうふく」20.0%
「じゅうふく」76.1%
という結果でした。
参考: 「重複」の読み方、「ちょうふく」と「じゅうふく」のうち、正しいのはどっち? | マイナビニュース
まとめ
日本語は読み方が音読みや訓読み、慣用読みなどもあり色々あるので覚えることが沢山あります。
特に外国人の方は大変だと思います。
そして「重複」の読み方も2004年頃には「じゅうふく」と呼んでいる人のほうが多い結果でした。
言葉は時代によって様々に変化していくことがわかりました。
「重複」という呼び方以外にも「早急」なども慣用読みにあたります。