女性のシンボルといえば、胸ではないでしょうか。
胸の大きさの好みはそれぞれではありますが、多くの男性は女性の豊かで形のよいバストに惹かれるといわれています。
その理由はなぜなのでしょうか?男性にはない部分だからでしょうか?
生物学的に解明されているのでしょうか?
つきでた胸は身体的に「妊娠を経験していない女性」ということの証だから
ダイエット全盛期である昨今、多くの女性が脂肪を気にしているようですがバストだけに関しては脂肪が大歓迎なようです。
そのために、豊胸手術をしたりとする人も多いようです。
このことから、大きなバストが魅力的に見えるということを裏づけているといえます。
しかし弾力がなく垂れ下がったり、ただ大きいだけのバストは好まれない可能性があります。
男性が求めている胸が、つきでた形の良い胸なのです。
つきでた胸は身体的に「妊娠を経験していない女性」ということの証です。
逆に、授乳には垂れ下がったバストの方がつかみやすく向いているのです。
つまり、張った胸は授乳ではなくパートナー選びのために進化したと考えられます。
自分にはないものだからこそ、男性は女性の豊かな胸に強く惹かれるのでしょう。
人間も動物も単純なシグナルに惹かれる
異性を惹き付ける役割を果たす、単純なアピールポイントを性的シグナルといいます。
動物の世界での性的シグナル
動物の世界では、オス同士互いの強さや見た目の優劣で競い合い、メスを手に入れます。
ライオンは闘って強さの勝敗を決めます。
しかし孔雀は、闘わずしてより美しいオスが勝ちます。
ある種の鶏も、闘わずしてトサカの大きさで勝敗を決めます。
南アフリカに生息するコクホウジャクという鳥綱スズメ目ハタオリドリ科の鳥は、尾羽の長さで優劣が決まるそうです。
これら、異性を惹き付けるアピールポイントのことを性的シグナルと言います。
そしてこれら単純な性的シグナルによって優秀な遺伝子を持っていると判断されたオスに、メスは惹きつけられて、オスはメスを独り占めすることができるのです。
人間の世界でのシグナル
人間界でもシグナルはあります。
男性女性どちらにも共通することならば、容姿、体型、肉付き、知性でしょうか。
他には、家柄、年収、職業などがあげられます。
女性の胸やウエストの細さも、ある意味シグナルの1つに当てはまるのかもしれません。
大きい胸が好きな男性は女性蔑視の傾向が高い
ウエストミンスター大学の2013年の研究によると、白人男性が好む胸の大きさはミディアムサイズの胸が1番魅力的だという結果になったそうです。
その研究方法とは、ロンドンに住む18~68歳の男性361人を対象とした研究で、コンピューター上に女性の3Dモデル5体を表示しました。
その中で最も肉体的に魅力があるものを評価するといった方法です。
そして胸が大きい女性を選ぶ男性ほど、女性蔑視の考え方に肯定的だという結果がでました。
まとめ
現代社会において余分な脂肪は不健康とみなされがちですが、女性にとってはある意味魅力の1つでもあります。
適度な脂肪があることは健康を意味するので、子どもを生み育てる能力があると判断されるからです。
動物の世界でもあるように、単純なシグナルによって惹かれるのは人間の世界でもあるのは当然なことなのかもしれません。
異性にモテる男性、女性が存在していることは事実です。
かといって、やはり人間だからこそ…単純なシグナルによって寄ってきた相手ではなく、ちゃんと自分の内面を見てくれて、好意を持ってくれた相手と一緒になりたいものですね。