嫉妬という感情は、どこか醜い感情な気がしてマイナスなイメージがあります。
生まれてから一度も他人に対して嫉妬という感情を抱いた事がない、という人は殆どいないのではないでしょうか?
そもそも、嫉妬しやすいのは男性と女性のどちらなのでしょうか?
嫉妬深く、男女の関係を性的に促えやすいのは男性の方が多い
嫉妬という感情は、他人が自分より優れている、自分にはないものを持っている、または恵まれていると思ったときに感じる「そねみ」「ねたみ」「うらみ」といったネガティブな感情の事です。
一方ヤキモチという感情は嫉妬の一部でありますが、自分が好意を持っている相手への興味や関心、愛情が自分以外の人や物に向いたときに起こる妬みの感情になります。この場合は主に、恋愛関係や友達との間で起こりやすいです。
「嫉妬(ヤキモチ)という感情がなければ、2人の関係もうまくいく?」で解説しているので参考にしてください。
実際の所、嫉妬深くて男女の関係を性的に促えやすいのは男性の方が多い傾向があります。
嫉妬(ヤキモチ)した女性というのは愛情関係に集中し、関係を回復しようとする傾向が見られます。
一方男性は、相手から離れようとし、妻や恋人との関係を絶つことにより自分への自尊心を守ろうとする傾向が見られます。
そして男性は、自分の恋人や妻が魅力的な男性と親しげに会話している所を見た場合、2人の関係を性的なものとして促えがちな傾向が見られます。
このことに関しては「パートナーの浮気を許せる?男女で違う許せる浮気、許せない浮気とは?」を参照してください。
以下に詳しく書いていきます。
男性が嫉妬する時
男性の嫉妬の特徴としては、自分の能力の方が劣っているという事に対して非常に不快な気持ちになる傾向があります。
そのため、同世代で自分より収入が多かったり、仕事ができたり、自分よりも優れていると感じる人がいると嫉妬をする事が多くあります。
つまり自分のほうが優位か同等、あるいはそうあるべきと思っているのにもかかわらず、実際は他者が優位な状況のときに不快になることがあるようです。
男性が嫉妬した場合、ムスッとして無口になったり、冷たくなったりと明らかにわかるような態度を出す人が多いようです。
ただ、自分ではイライラしているだけで嫉妬しているとは気付いていない場合もあります。
もし、男性が恋人や妻に嫉妬(ヤキモチ)をする時は、恋人が自分よりも能力的に優れている男性と親しくしている場面を見た場合などでしょう。
女性が嫉妬する時
女性の場合の嫉妬は、自分よりも美しかったり、自分と同等かそれ以下だと思っていた相手が異性にモテていたり、環境や周りに恵まれていて幸せな場合に嫉妬しやすい傾向があります。
男性の嫉妬と違う所は、容姿や魅力、女としての幸せの面で同性に対抗意識を燃やしやすい所でしょうか。
女性の場合は、嫉妬したことをあからさまに態度に出す人もいるでしょうが、溜め込んでしまう人の方が多いかもしれません。
もし、女性が恋人や夫に嫉妬(ヤキモチ)をする時は、デート中に恋人が自分よりも綺麗な女性を目で追ったり、別の女性の容姿を褒めた場合などでしょう。
まとめ
男性も女性も、それぞれ嫉妬する部分が違う事がわかりました。
また、男性の方が女性より嫉妬しやすいこともわかりました。
19世紀のロシアの哲学者であるピョートル・チャーダーエフの「弱い敵は最良の友である。嫉妬深い友人は、最悪の敵である」という言葉があります。
友人関係において、環境でも能力でも容姿でも自分の方が恵まれている場合、自然に脳に喜びの反応が起きてしまうという悲しい人間の性が見えてくることがあるようです。
実際、自分よりも恵まれている友人と親しくした場合は、向上心が上がるものの...場合によっては自尊心が傷ついてしまうこともあります。
かといって、自分と同等だったり似たような環境の相手との関係は、ある種の緊張感があるのは事実で、小さな事でもお互い比較を避けられない状況になってしまうこともあるかもしれません。
そこに自分自身の嫉妬深さや、醜い感情を見つけてしまい落ち込んでしまう場合があるので注意が必要です。
人間に心理として自然な感情であり、恥じる事はありません。ただ、その感情に支配されて自分の自信を失ってしまう事だけは避けるようにしたいですね。