片思いの相手がいたとして、相手が自分のことを知らない場合はまず自分という存在を知ってもらうことが大事です。
自分を知ってもらったらその次はどのような行動をするべきでしょうか?
更には好意を持ってもらうにはどういった行動をすれば良いでしょうか?
単純接触回数を増やす
できる限りその人の視界に入る行動をしていれば、それだけで相手は好意をもつ可能性があります。
心理学用語で「単純接触の原理」と呼び「会う回数が多いほど相手に好意を抱きやすくなる」というものです。
別名「ザイアンスの法則(ザイアンス効果)」とも言います。
単純接触効果(たんじゅんせっしょくこうか)は、繰り返し接すると好意度や印象が高まるという効果。
Wikipedia-単純接触効果
1968年、アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスが論文 Zajonc (1968) にまとめ、知られるようになった。
はじめのうちは興味がなかったものも何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる、という効果。
たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。
これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという、知覚的流暢性誤帰属説(misattribution of perceptual fluency)で説明されている。また、潜在学習や概念形成といったはたらきもかかわっているとされる。
図形や、漢字、衣服、味やにおいなど、いろいろなものに対して起こる。
広告の効果も、単純接触効果によるところが大きい。CMでの露出が多いほど単純接触効果が起きて、よい商品だと思ったり欲しくなったりするのである。
相手の視界に入ること
一目惚れや一気に気持ちを動かすことを狙うのではなく「何度も会うことで好感を持ってもらう」というテクニックなので、恋に奥手な人であっても、好きな人の視線が届く範囲にいくことならできるかもしれません。
人は見覚えのある顔に無意識に好意を持つことがあるからです。
例えば
- 毎日同じ電車で顔をあわす
- その人がいる部署によく顔を出す
- その人と同じサークルに入る
などがあります。
ただ10回以上接触すると好意の度合いにあまり変化がなくなります。
なるべく早い段階で好印象を持ってもらえるように、笑顔や相手とのコミュニケーションに気を配りましょう。
まとめ
片思いの人に好意を持ってもらうには、自分という存在を知ってもらってからもなるべく相手の視界に入ることが大事です。
広告やCMなどもザイアンス効果が関係しています。
例えば同じような商品だとしても、CMでよく見るか見ないか、よく知ってるメーカーかそうでないかでも違うと思います。
広告などでよく見かける商品だと、安心感があったり購入してみようという気になったりしますね。
それと同じように、片思いの人の視界に入るようにする回数を増やすと良いかもしれませんね。