同僚や上司が体調不良で会社を休む場合、どういった言葉をかけていますか?
友人の場合は「お大事にね」や「体にきをつけて」なんて言うかと思いますが、仕事上ではカジュアルすぎる言葉です。
仕事を休む人にかける言葉は、どんな言葉が良いでしょうか?
相手を気遣う言葉
会社を休むとなると、仕事のことで周りに迷惑をかけてしまわないか心配になります。
特に多忙でない場合、励ますつもりで「大丈夫です。順調です」というような言葉をかけると、誰でも代わりは務まると思ってしまうかもしれません。
「仕事のことは気にせず、治療に専念してください」
「この機会に、どうぞ充分養生なさってください」
「1日も早いご回復をお祈りしております」
という言い方をすれば、日頃から頼りにしているといった思いが伝わりやすいのと、相手も素直に受け止めやすいはずです。
更に、言葉の結び目として「おからだに気をつけてください」といったメールを送る人も良いでしょう。
ただその際に「体」か「身体」かで解釈が違ってきます。
「体」と「身体」
前述したように「お体」と「お身体」では意味合いが多少違ってきます。
「体」は肉体のみで「身体」は精神的な意味も含みます。
よって
「お体にお気をつけください」は「風邪や病気など肉体的な不調に気をつけてください」と解釈されます。
「お身体にお気をつけください」は「体や心の不調に気をつけてください」と解釈されます。
上司や目上の人にかける言葉としては「お身体」を使用する方が丁寧に感じるかもしれませんので、覚えておくと良いかもしれません。
上司の場合
上司が体調不良で会社を休む場合、言葉の結び目として
お大事になさってください
が良いでしょう。
「お大事に」には「これ以上体調が悪化しないように」や「身体を大切にしてください」といった相手をいたわった意味合いがあるので使用すると良いでしょう。
ただ上司に送る場合は
お大事にしてください
は失礼にあたるので気をつけましょう。
同じような表現に見えますが「してください」は命令口調にとらえられるので、目上の人には使用しないようにしましょう。
他には「ご自愛ください」という言葉も文末の締めとしてよく使われます。
しかしこの言葉は「体調を崩さないように気をつけてください」といった意味があるので、既に体調を崩している人に使用しては失礼にあたりますので気をつけましょう。
上司との関わり方については「見直すべき目上の人への接し方…職場の上司との関わり方で気をつけるべき事は?」で記載してますので参考にしてください。
まとめ
友人とは違って、会社の人への言葉遣いは特に慎重になります。
体調不良で会社を休んでいる人に体調を気遣うメールを送る時、社会人として配慮すべきことを考えてから送るようにしましょう。
人によって病気の症状は違います。
そして、相手の立場になって心を込めて送りましょう。