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天皇皇后両陛下の御車列に緊走中の救急車が接近…どちらが優先される?

2021年10月19日

2021年2月、愛知県にて全国植樹祭が行われ、式典に天皇皇后両陛下がご出席されました。
式典に向かわれる両陛下の御車列に緊走中の救急車が接近しました。
この場合はどちらが優先されるのでしょうか?

緊急車両最優先

とっさに警衛についていた1台の白バイが救急車の前について救急車を先導し、御車列は左側に寄り一時停止をしました。
その後救急車が通過すると再び運転再開となったようです。

両陛下の御列であっても、緊急車両は大優先です。

道路交通法第四十条

(緊急自動車の優先)第四十条 
交差点又はその附近において、緊急自動車が接近してきたときは、路面電車は交差点を避けて、車両(緊急自動車を除く。以下この条において同じ。)は交差点を避け、かつ、道路の左側(一方通行となつている道路においてその左側に寄ることが緊急自動車の通行を妨げることとなる場合にあつては、道路の右側。次項において同じ。)に寄つて一時停止しなければならない。
2 前項以外の場所において、緊急自動車が接近してきたときは、車両は、道路の左側に寄つて、これに進路を譲らなければならない。(罰則 第百二十条第一項第二号)

道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)より

海外からは賞賛が寄せられた

中国メディアの東方網は「日本の新しい天皇が、自ら交通法規を守るお手本を示した!」と記事を掲載しました。

日本の道路交通法第40条において、サイレンを鳴らして走行している救急車や消防車などの緊急車両がある場合、一般の車両は道路の左側に退避して停止し、緊急車両に道を譲ることが義務付けられている

と説明した上で、両陛下はこの規定をきちんと守り「生命を尊重する行為だ」として賞賛をしたとのことです。

この報道を受け他の国からも、賞賛の声がインターネット上にあげられました。

君主よりも国民の方が優先される。なんて素敵な国なんだろう

天皇陛下はステータスだけではなく、精神性も高い。偉大な君主を戴いている日本人は誇らしいに違いない。

国民と皇室は一体なんだよ。全ての面で進んだ日本の社会らしい光景だ

僕の国も日本みたいな国になって欲しい。こっちでは時々誰も道を譲ろうとしない時さえあるし。

こういう事だよね、「進んだ国」って…。みんなもこの写真を見て色々考えてみて欲しい。

まとめ

道路交通法に書いてある通り、サイレンを鳴らした緊急車両が通った場合には一般車両は停止をして、緊急車両を優先させなくてはいけません。

国のトップもその規定を守ったということに、海外の人達は感動していたようです。

普段から、私達が一般道路を車で走っている時に緊急車両が通ると、きちんと救急車両を優先して交通法を守っている車両が殆どだと思います。

それも、こうして国のトップである天皇皇后陛下がお手本を見せてくれているからかもしれません。

これぞ国民性なのかもしれませんね。日本が好きな外国の人は、こういった面に魅力を感じた方もいらっしゃるかもしれませんね。

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