
露天風呂の日
はじめに
6月26日は「露天風呂の日」です。
「ろ(6)てん(2)ぶ(6)ろ」という語呂合わせにちなみ、岡山県・湯原温泉が中心となって制定しました。
自然との一体感を味わえる露天風呂の魅力を発信し、より多くの人に温泉文化を楽しんでもらうことが目的です。
露天風呂の魅力とは?
露天風呂は屋外に設けられた温泉で、風や光、季節の移ろいを肌で感じながら湯に浸かることができます。
都会の喧騒から離れ、山、川、海、星空といった自然を間近に感じながら過ごすひとときは、心と体を芯から癒やしてくれます。
四季の表情とともに楽しめるのも露天風呂ならでは。
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪見風呂など、同じ温泉地でも季節によって全く違った風情を味わえます。
日本の温泉文化と露天風呂の歴史
日本は世界有数の火山国で、全国に3,000以上の温泉地があります。
古くは奈良時代から湯治文化が存在し、戦国武将たちが傷を癒やすために訪れた記録も残っています。
露天風呂はその中でも特に自然との調和を楽しむスタイルとして親しまれてきました。
近代では観光地としての整備が進み、旅館やリゾートホテルの目玉として、露天風呂付き客室や貸切風呂など、さまざまな形で進化しています。
各地のユニークな露天風呂
露天風呂には、その土地ならではの個性があります。
- 青森県・酸ヶ湯温泉:山の中にある混浴のヒバ千人風呂
- 長野県・白骨温泉:乳白色の湯が特徴で、まるで雲の中にいるよう
- 大分県・別府温泉:地獄蒸しグルメとあわせて楽しめる豊富な泉質
- 鹿児島県・砂むし温泉:海岸で砂に埋まりながら温まる独特の体験
- 岡山県・湯原温泉「砂湯」:ダムのふもとにある無料の混浴露天風呂
こうした地域ごとの特色を楽しめるのも、露天風呂の魅力のひとつです。
マナーと楽しみ方
露天風呂を楽しむ際には、いくつかのマナーも大切です。
湯船に入る前に身体を洗う、タオルを湯に浸けない、大声で騒がない、撮影禁止など、利用者同士が心地よく過ごせるような配慮が求められます。
また、外気との温度差が大きい露天風呂では、入浴前後の水分補給や、長湯を避けることも体調管理のポイントになります。
まとめ
6月26日の露天風呂の日は、日本の温泉文化と自然とのつながりを再発見する日です。
心も体もほぐれる“外の湯”に身をゆだね、非日常の癒しを体験してみてはいかがでしょうか。
この記念日をきっかけに、温泉旅行の計画を立てるのもおすすめです。