医者には内科、眼科、産婦人科、皮膚科、外科、小児科など色々な診療科があります。
このような科目はどのようにして決めるのでしょうか?
医学部に通っているときに、ある程度決めてしまうのでしょうか?それとも実習や研修中に決めるのでしょうか?
医師への道
医師への道のりの第一歩として、国内の大学の医学部で医学を学び卒業しなくてはいけません。
- 医学部受験に合格
- 医学部(全6年制)を卒業
1.2年次…一般教養や外国語、基礎医学や臨床医学等医学一般を学ぶ
3.4年次…人体解剖実習などを含む臨床医学を学ぶ
5.6年次…実際に病院で医療に携わりながらの実習が中心 - 医師国家試験に合格
- 卒後臨床研修(2年間)
- 自分の専門とする診療科を決める
- 正式な医師となる
医学部に現役合格で、その後スムーズに進めたとしても一人前の医者となるまでに、最低8年間もかかります。
全ての科目を学んでいるから、どれを選ぶのも自由
大学の医学部を卒業して、医師国家試験に合格して晴れて医者となるわけですが、それまで全ての科目について学ぶことになります。
全ての科目を選んでいるわけですから、どれを選ぶのも自由になります。
医師国家試験に合格してから大学の医局に進む場合に、自己申告をしてから専門科目を決めることが多くなります。
実際には本人の興味のある科目であったり、環境的なことがあります。
診療科別の医師の割合
2006年の厚生労働省の調査によると、診療科別の医師の割合は以下の通りです。
内科が最も多く、続いて外科、整形外科、小児科となっています。
まとめ
医学部在学中に専門分野を決めてしまうのではなく、ある程度希望を決めて専攻を決め、その分野で研修医として働きながら適正を判断し、最終的に診療科を決めるということがわかりました。
医学生時代の5年から実習が行われますが、その前に全国共通の試験が義務付けられており、この試験に合格しなくては実習に参加することができないようです。
そして実習に参加することによって、より一層医師としての意欲が増したと答える学生が大変多いそうです。
難しい試験、勉強、医師国家試験、実習など学ぶことはもちろん、それを乗り切るためにも体力が大切になってきます。
一人前の医師になるまで最低でも8年はかかる大変な職業ではありますが、人の命を救う職業なのでそれだけの知識を身につける必要があります。