本物のオリーブオイルと偽物の違いは？

本物のオリーブオイルと偽物があるって知ってた？

安すぎるのは怪しいかもね

違いを見分けるにはどうしたらいい？

世界中で愛されるオリーブオイル

オリーブオイルはパンにつけたり、美容効果があったりと世界中で人気な油です。人気の理由は以下の要素が挙げられます。

健康効果

オリーブオイルはモノ不飽和脂肪酸が豊富で、特にオレイン酸が大量に含まれています。
これらの脂肪酸は心臓病のリスクを減らすと考えられています。
また抗酸化物質も豊富で、炎症や慢性病のリスクを低減する効果があるとされています。

美味しさ

オリーブオイルはそのままでも、さまざまな料理に使用することで独特の風味を楽しむことができます。
料理の味を引き立てるために使われることが多いです。

用途の広さ

サラダドレッシングや調理油として使うだけでなく、パンにつけたり直接摂取したりとさまざまな用途があります。
また、美容やスキンケア用途としても人気があります。

地中海ダイエット

地中海ダイエットは心臓病やがんなどのリスクを下げるとされ、世界的に注目されています。
この食事法では、オリーブオイルの使用が重要な役割を果たします。

高級感

エクストラバージンオリーブオイルは製造過程が厳格で、品質が一定の基準を満たすものだけがこの名前を使うことができます。
そのため、エクストラバージンオリーブオイルは高級な食品とみなされることが多いです。

効果的な使い方

オリーブオイルはその栄養価と健康効果から、料理だけでなく美容にも幅広く利用されています。
以下にいくつかのオリーブオイルの効果的な使い方を紹介します。

• サラダドレッシング
  • オリーブオイルはサラダドレッシングとして使うのが一番一般的です。レモン汁やビネガー、塩、こしょうと混ぜて使うと、オリーブオイル本来の風味を楽しむことができます。
• 調理油
  • オリーブオイルは調理油としても使われますが、高温で加熱すると風味が失われやすいため、炒め物よりも低温調理や加熱しない料理に使用すると良いでしょう。
• パンにつけて
  • 新鮮なパンにオリーブオイルをつけて食べると、オリーブオイルの風味が引き立ちます。
    お好みでバルサミコ酢を少し加えても美味しいです。
• 美容用途
  • オリーブオイルはビタミンEや抗酸化物質が豊富に含まれており、皮膚や髪の健康に良いとされています。
    スキンケアとしては、クレンジングや保湿に使用できます。
    
    ヘアケアとしては髪に直接オリーブオイルを塗って、しばらく置いた後に洗い流すと髪が柔らかくなります。
• 健康補助食品
  • オリーブオイルには心臓病を予防する働きがあると言われています。
    一日にスプーン1杯を直接摂取することで、健康に良い脂肪酸を補うことができます。

本物と偽物の見分け方

上記のようにオリーブオイルは世界中で非常に人気がありますが、その人気に伴い偽物や不純物が混ざった製品も市場に出回ることがあります。

本物のエキストラバージンオリーブオイルは、オリーブの果実を絞り、ろ過したものです。
それ以外には、手が加えられていない状態を指します。 国際基準で酸度０.８％以下という規定があります。

本物のオリーブオイルと偽物の違いを見分けるためには以下の点に注意すると良いでしょう。

ラベル

本物のエクストラバージンオリーブオイルは、瓶のラベルに「エクストラバージン」または「Extra Virgin」と記載されているはずです。
また生産地・収穫年・生産者名なども明記されていることが多いです。

価格

エクストラバージンオリーブオイルの製造は手間とコストがかかるため、あまりに安価なものは疑った方が良いでしょう。
相場は100gあたり200円〜400円程度で、高価なものは1本数万円の場合もあります。
100gあたり50円を切るようなものは購入を控えましょう。

大容量サイズ

一度開封すると酸化が進みやすくなるので、大容量サイズは避けるようにしましょう。
また大容量サイズは、大量生産された質の悪いオイルの可能性があります。

包装

オリーブオイルは光や熱に弱いため、本物のものは光を遮断できる暗いガラス瓶やステンレスの容器に入れられています。
プラスチックボトルで販売されている商品は、品質よりもコスト削減を重視しているので気をつけましょう。

味と香り

本物のエクストラバージンオリーブオイルはフレッシュな果実の香りがあり、苦みや辛みを感じることがあります。
それに対して偽物のオリーブオイルは、薄くて味や香りがないか、または古い酸化した油のような味がすることがあります。

賞の情報

ある製品が質の高いオリーブオイルコンテストで賞を受賞しているなら、それは製品の品質を示す一つの指標になります。

日本では、毎年オリーブオイルコンテストを開催しているので、認証マークだけではなくコンテスト受賞歴も確認しましょう。

まとめ

世界中で人気なオリーブオイルですが、本物と偽物の見分け方についてご紹介しました。
日本で販売されているオリーブオイルの約8割は、本物のエキストラバージンオリーブオイルではないと言われているようです。

理由として、オリーブオイルの品質に関する基準が世界と日本で異なるからだそうです。

エキストラバージンと認められるには国際オリーブ協議会が定めた基準をクリアする必要があるようですが、
日本は加盟していないので基準に満たない商品でもエキストラバージンとして販売できてしまうのですね。

上記の通り、本物と偽物の見分け方を学んで偽物の可能性が高いものは避けていきたいですね。