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日本の夏は年々暑くなっている…寝苦しい夜が快適になる除湿・涼感方法とは?

2022年6月29日

真夏の夜は寝苦しくて寝られないという人が多いかもしれません。更に、夏は年々暑くなっているようにも感じられます。
また湿度が10%上がると体感温度は1度上がると言われています。
冷房をつけるにしても料金がかかるし、除湿機やアイスノンを使えば快眠に繋がるかもしれませんが、持っていない場合は購入しなければいけませんし、電気代なども考慮する必要が出てきます。他に手軽でできる良い方法はあるでしょうか?

年々暑くなっている?日本

「自分が子どもの頃の夏はこんなに暑かったかな?」なんて思う人が多いのではないでしょうか?
実際に、現在の夏は夜に冷房をつけなくては寝れない状態…しかも熱中症になりやすくなるので、国は節電よりも冷房をつけて涼しくしましょうと推奨するようになりました。

2022年6月時点で最高気温40度

2022年6月20日から26日までで、熱中症による緊急搬送人員は4551人でした。

群馬県伊勢崎市では6月25日の午後3時頃、最高気温が40.2度に達し、6月としては日本歴代1位の猛烈な暑さとなりました。 
更に都心でも、最高気温が35.4度という今年初めての猛暑日でした。

どうして6月なのに猛暑なの?

原因は、上空の風の流れにあります。
日本の上空には西から東へと流れる偏西風があります。偏西風の南側には非常に暖かい空気があります。
例年だと、この偏西風が北日本付近まで北上するのは7月中旬ごろです。梅雨明けの時期です。

しかし6月の28日時点では偏西風は、日本付近では平年より北側を蛇行中。太平洋高気圧が北に張り出し、梅雨前線を押し上げる要因となりました。

梅雨明けなど偏西風の位置で判断するので、今は正に梅雨明けの状態となっているのです。
実際に28日に気象庁は「九州北部・四国・中国・近畿・北陸が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。

この後も、熱中症への注意の呼びかけが続くことでしょう。

関連で「死をも招くこともあり注意が必要…熱中症、日射病、熱射病の違いを知っていますか?」があるので参考にしてみてください。

地球温暖化が1番の原因ではない

世界的に温暖化が進んでいるので、日本も影響を受けているのだろう…と思いがちですが、世界の平均気温は19世紀以降100年あたり0.73度の割合で上昇してることが以下の資料よりわかりました。1度にも満たしていないことがわかります。

気象庁-世界の年平均気温偏差の経年変化(1891〜2021年)より

ヒートアイランド現象

日本の夏は年々暑くなっている…と感じる人は多いと思われますが、実際に日本は年々暑くなっていることが以下の資料により判明しました。

気象庁-日本の年平均気温偏差の経年変化(1898〜2021年)より

気温上昇率が大きい北半球の中緯度に位置する日本は、特にこの影響を受けやすく、100年で1.2度も高くなっているのがわかります。
更に都市化が進む東京などの都市は、ヒートアイランド現象によりこの100年間で3.2度も上昇しています。

除湿機代わりで電気代も浮かせられる方法

ムシムシして寝苦しい暑い夜…アイスノンや除湿機代わりに湿気を取ってくれて、更には体感でエアコンの除湿よりも涼しく感じてしまう手軽な方法があります。

枕元に、凍らせたペットボトルを置くだけです。

凍らせたペットボトルの冷気が空気中の水分を引き寄せることで、除湿効果をもたらします。更には、ペットボトルの冷気によって部屋の温度も少し下げられることもできます。

更に、金属のボールに凍らせたペットボトルを入れておけば、ひんやり感を持続させることもできます。ただその場合は結露するので、下にタオルをひいたりして対策してください。

まとめ

日本の夏は年々暑くなっていると感じていたことは、本当でした。

地球温暖化が原因だと思っていたけども、世界全体で見ると100年間で0.73度しか上昇しておらず、実際のところ日本が気温上昇率がが高い北半球の中緯度に位置するためこの影響を受けやすく、この100年間で1.2度も高くなっており、特に都心は3.2度も上昇していることがわかりました。

そして、そんな高気温と湿気によって寝苦しい夏の夜を快眠できる方法の1つとして、凍らせたペットボトルを枕元に置くことで、除湿機代わりになり、更には電気代も浮かせることができるのです。

もう暑い夏は始まっていますので、試しにこの方法を試してみると良いかもしれませんね。
寝苦しい夜が、快適に過ごせるかもしれません。

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